戦前の天皇家の資産規模は、三井、三菱といった
財閥の約10倍をも超える超巨大財閥だった。
130万ヘクタールを所有する日本一の地主であり、
3億円を超える有価証券の所有者たる金融王であった。
日本銀行、横浜正金銀行の最大株主として
という半官銀行を支配下に置くとともに
植民地経営の国策会議(南満州鉄道、台湾銀行、
東洋拓殖銀行、朝鮮銀行、台湾製糖 等)の株を
取得し海外政策にも大きな影響力を有した。
- 作者: 吉田祐二
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2016/01/09
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この巨大資産を運用したのが、カトリックの総本山
バチカンを彷彿させる巨大官庁「宮内省」だった。
(現在の宮内庁とは別もの)
天皇家の巨大資産はいかなる手段によって形成され、
いかなる理由で没収されたのか
非常n興味を持って読了したが、
正直、期待したほどではなかった・・・