大河ドラマ「真田丸」は、
真夏を前に展開のスピードが
上がってきた。17日の放送では
ついに関白豊臣秀次が自害した。
ネットでは「秀次ロス」が発生し、
放送終了後3時間はYahooの検索
ランキング1位だったそうだ。
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歴史好きの人間は、「真田丸」での秀次の最期を
「そうもってきたか・・・」と感じているだろう。
秀次粛清の原因としては
・謀叛説、・乱行、悪行説、・石田三成讒言説
等々諸説あるが、三谷幸喜はそのどれでもない
ストーリーを編んできた。
ある人は言った
「みんないい人で、誰も悪くないんだよな〜」
確かに秀次も、秀吉も悪くなく、時代と身分と立場の
アンマッチから生まれた悲劇とされていた。
そう言えば三谷幸喜作品では「新選組!」でもそうだった。
芹沢鴨も、山南敬助も、伊東甲子太郎も惜しまれながら
殺され自刃していった。そして登場人物を惜しむ
”ロス現象”が巻き起こった。
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つまり三谷大河は決定的な悪役を創らないのである。
「真田丸」では、豊臣秀吉(小日向文世)、徳川家康
(内野聖陽)、本多正信(近藤正臣)ら悪役ポジションの人間も
お茶目な面が印象的に描かれてる。
また、主人公側の敵役にあたる武田勝頼(平岳大)、
室賀正武(西村雅彦)、の最期も印象的に描かれ
”ロス現象”が起こっている。
水戸黄門のような”勧善懲悪”好きの日本人に
三谷大河ドラマはどう評価されるのか?
私的には「真田丸」は凄くいいと思う!
(大泉洋さんの新境地もあるし)
きっと関ケ原合戦後には
史上空前の”石田三成(山本耕史)ロス”が起きることは
間違いない。(これも三谷幸喜の計算だろうが・・・)
しかし、秀次の娘を真田信繁(幸村)が側室に
していた史実には驚いた。知らなかった・・・。