週刊「東洋経済」は、この特集やると思っていた。
「高校野球の経済学」という単行本も
刊行されているし・・・。
本号のサブタイトルは、
「経済効果も超ド級!高校野球
熱狂の表裏。新聞では読めない、
甲子園のカネ・ヒト・組織」
週刊東洋経済 2016年8/6号 [雑誌](高校野球 熱狂の表裏)
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/08/01
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (1件) を見る
・なぜ感動が生まれるのか
「高校野球が愛される絶妙な仕掛け」
・47都道府県の最新勢力図
「大阪と愛知の強さが目立つ」
・勝つ組織を作る!
名将流マネジメント
と面白い記事が並ぶ中、
一番注目したのはこの二つ。
・きれい事ではない野球留学の裏事情。
・謎めいた総本山「高野連」の実態。
- 作者: 中島隆信
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/06/09
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (5件) を見る
入学金と授業料、場合によっては寮費用、遠征費
までが優遇される「特待生制度」により全国より
選手を集める。最近の口説き文句では
「高校から大学まで7年間保証します」と
大学と連携した選手確保も行っている。
選手の供給源として注目されるのが
公益財団法人日本少年野球連盟 ボーイズリーグ
リトルリーグと同じく硬式野球だが、
より高校野球に近いスライディングを多用する。
田中将大やダルビッシュ有もボーイズリーグ出身。
ちなみに今回の熊本代表「秀岳館」には熊本出身者は
一人もいない。18人の登録メンバーのうち7人は
ボーイズリーグ「オール枚方ボーイズ(大阪)」で
全国大会5冠を達成した実績を持つ・・・。
それに今回は「クラーク記念国際高校」のような
広域通信制高校という新たなモデルが生まれつつある。
知識ゼロでも楽しめる熱狂観戦術! ワタベ高校野球の味方です。
- 作者: 渡部建
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川マガジンズ
- 発売日: 2016/06/30
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
あまりにも野球留学が行き過ぎると
高校野球「感動の仕掛け」である
「不確実性」「郷土愛」が損なわれて
しまわないかと少々危惧する。