志の輔さんの新刊。
毎日新聞・東京版、金曜日朝刊に
1996年から2014年まで18年間に
わたって掲載された
「立川志の輔ピーピングふしあなから世間」
から厳選された74本のコラムを集めた。
- 作者: 立川志の輔
- 出版社/メーカー: 毎日新聞出版
- 発売日: 2016/08/29
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
読み始めは、ちょっとカタイな〜
という感じを受けたが、読み進むにつれ、
「これは志の輔さんのマクラそのものだ」
と感じるようになった。不思議だ・・・
行間から志の輔さんのマクラを
リズムまで感じることができる。
一貫して描かれているのは、
”落語”に適した空間探しの旅。
という概念。
落語協会を脱退した立川流の落語家は
落語に最も適した「寄席」という
空間にでることができない。
そこを逆手に取り、
新たな落語に適した”空間”を探し
また、新たな”空間”に適した
落語(らくご)をこしらえる。
これが「志の輔らくご」の原点である。
富山県高岡市と旧新湊市を結ぶ
路面電車「万葉線」。
地元出身の志の輔師匠は
「万葉線」の車内アナウンスを
している。
もちろんアドリブ込みで・・・(笑)