Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

いいミュージカル映画


大河ドラマ真田丸」も佳境に入り
三谷幸喜の著作”ありふれた生活”でも
真田丸」が始まり、読み応えが出てきた。


三谷幸喜のありふれた生活14 いくさ上手

三谷幸喜のありふれた生活14 いくさ上手

  • 作者:三谷幸喜
  • 発売日: 2016/09/20
  • メディア: 単行本


中に「ミュージカル映画の魅力」というエッセイがあった。


ミュージカル映画には、何度も何度も観返したくなる作品と
ワクワクしない作品がある。いったい何がちがうのだろう?」


三谷幸喜が出した結論は、

いいミュージカル映画」の条件はただ一つ。
そのナンバーをそのまま舞台上で上演して成立するかどうか。


例として
雨に唄えば」「サウンドオブミュージック」「七人の愚連隊」
「シカゴ」「NINE」をあげる。
邦画にはない。と言いつつ、
しいてあげれば「植木等クレイジーキャッツ)の映画



納得。まさにその通り! 私も同感です。
そのシーンが観たくて映画館に行くんです。
逆に言うと、そのシーンだけあれば十分。


ジーン・ケリーが雨に中で歌って踊る
雨に唄えば」の名シーンがまさにそれ。


※ただし映画「雨に唄えば」は このシーンだけではなく、
全編にミュージカルの名場面が散りばめられている名作。
オープニングからして既に名場面です。


(「雨に唄えば」オープニング)



さすが三谷幸喜、いいこと言うね。ちょっとリスペクトしています。


(舞台になると・・・)


 
(植木さんはじめクレージーキャッツも 頑張ってはいるんだが・・・)