Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

つかこうへいの「かけおち83」

9日のNHKテレビ「あの人が選ぶあの番組

 春風亭昇太〜芸を支えたテレビ」で

昇太師匠が修行時代に観て衝撃を受けた番組として

銀河テレビ小説つかこうへいの”かけおち83”」

をあげ再放送された。


マジか!?  これは奇跡だ!

しかし、その時間は家にいない・・・

友人に録画してもらって観ることに。



「かけおち83」はNHK銀河テレビ小説として

1983年07月25日〜1983年07月29日に

全5話で放送された。

キャストは、大竹しのぶ長谷川康夫沖雅也

北村和夫、松下砂稚子、小林克也平田満酒井敏也


つか芝居・つか演出をそのままテレビに持ち込んだ

演劇史的にも非常に貴重な作品だ。

(このほかに78年の「旅立」、82年の「つか版・忠臣蔵

  がある)※ともにテレビ東京



放送された1983年7月は、前年9月に

「つかこうへい事務所」としての最後の公演

蒲田行進曲」が終わり、映画「蒲田行進曲」が

大ヒットし、「日本アカデミー賞最優秀脚本賞」を受賞。

まだまだ「つか芝居」が燃え盛っていた時期だった。



今回の放送されたのは、第一話放送分と

第二話から五話までのダイジェスト版。

オープニングのダンスシーン、歌、BGM、照明、

セリフ回し、長台詞、演技のテンション・・・

これぞまさしく「つか芝居」だった!

背筋を震わせた当時の感触が蘇ってきた。


根岸季衣演じる”小夏”を彷彿させる

大竹しのぶの名演技が光る。なかなかお見事。

沖雅也もいい存在感だ。長谷川康夫さんは若い!


ドラマのメインBGMは「スタンド・バイ・ミー」と

「セイリング」(ロッド・スチュアート)だった。