今まで国民栄誉賞を辞退した
人間は二人いる。
現役時代は13年連続盗塁王。
通算1065盗塁を誇り、
「世界の盗塁王」の異名を持つ。
この偉大な野球選手は
メチャメチャに面白いオッチャン。
その名(迷)解説っぷりが
ネットで話題になってます。
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盗塁成功の秘訣を尋ねられ、
「まず塁に出ることやね。」
「今の配球で本当に良かったんでしょうか?」
「ワシ、ピッチャーの事よう知らんねん。ごめんな」
「今の際どいプレーはどうですか?」
「ごめん、見てへんかった」
「阪神、サヨナラのチャンス、本当に申し訳ありませんが、
あと40秒くらいで甲子園からお別れしなければなりません…」
「こんなええとこで終わってどうすんねん」
「6月に入ってきました。福本さん、6月はどんなイメージですか?」
「雨降ったら中止」
「あっデットボール!この場面では当たったバッターより
当てたピッチャー のほうが痛いですね。」
「いや当たったほうが痛いよ。いっぺん当てたろか?」
甲子園での試合が終電間際の時間帯まで長引き、
「加古川より向こうの人帰られへんね」
「阪神打線が不振ですね、福本さん、なんとかなりませんか?」
「昨年までわしが打撃コーチや、ならんね」
「打席にはゴジラ松井秀喜、松井は左投手も苦にしませんもんね」
「…そや、松井のサインボール頼まれとってん」
「初先発、フェリシアーノどうですか?」
「名前言いにくいね」
「今日は北海道でのゲームなんですが、
何が一番北海道で食べ物がおいしかったですか?」
「女が一番や。はっはっはーって、何でやねん!」
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余所行きに繕うのではなく、
思ったことをそのまま口に出すという
ある意味の爽快感。
プロ野球選手がアスリートと
呼ばれる前の時代はこんなでしたよね。
福本さんが国民栄誉賞を固辞したした理由は
「そんなんもろたら立ちションもできんようになる」
だからだそうです(笑)。
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ちなみにイチローは2度辞退しており、
その理由は
「まだ現役で発展途上の選手なので、もし賞を
いただけるのなら現役を引退した時にいただきたい」(2001年)
「今の段階で国家から表彰を受けると、
モチベーションが低下する」 (2004年)
プロ野球はアスリートの時代になりました。