Makotsu Garage

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張作霖 爆殺への軌跡1875-1928

白水社刊行の張作霖の評伝を読み始めた。

受験で日本史選択なら必ず暗記する

張作霖爆殺事件」(満州某重大事件)。


知っているようでよく知らない

張作霖の生涯が少しづつ見えてくる。


張作霖:爆殺への軌跡一八七五‐一九二八

張作霖:爆殺への軌跡一八七五‐一九二八


草莽から身を起こし、乱世の中で

奉天拠点とする東北王となる。

華北にも進出し大軍閥との間で

直隷・安徽、直隷・奉天戦争を闘う。


蒋介石率いる北伐軍にも屈することなく、

満州を勢力圏とする日本の力を利用

しながらも決して傀儡にはならなかった。

そして最後は日本の軍人に乗車していた

列車ごと奉天近郊で爆殺された。



受験の日本史では「張作霖爆殺事件」に続き、

張作霖の息子「張学良」の「易幟」「西安事件

「第二次国共合作」と暗記項目が続く。


予備校時代、

代ゼミの日本史「白井先生」から

「張学良はまだ存命ですよ」と

聞かされて驚いた。

(張学良は2001年まで存命)



歴史上の話が、リアルタイムな出来事なのを

痛感した記憶がある。