ドケチな広島、クレバーな日ハム、どこまでも特殊な巨人

刺激的なタイトルが

トッポイ感じを醸し出すが、

金融ジャーナリスト著者が

各球団の経営を徹底分析した

マジメな教養新書。

かなり面白かった。

ドケチな広島、クレバーな日ハム、どこまでも特殊な巨人 球団経営がわかればプロ野球がわかる (星海社新書)

公開されている財務諸表分析および

各球団への取材、質問状、慶應大学が

実施している「プロ野球顧客満足度調査」

をもとに12球団の「経営」を徹底分析。

そこから導き出された結果の一部が

タイトルとなっている。

いや〜本当に興味深い。

各球団の「経営」如実に

バランスシートに現れる。

特に球団と球場の一体化、ポスティングに

よる移籍金などの処理は特徴的だ。

それにしても巨人、中日という

新聞社系の老舗2球団の特殊性、実態の

不明瞭さが際立つ。

読んでいる中で下記の関連書が

無性に読みたくなった。

空気のつくり方

ならば私が黒字にしよう

プロジェクトH―「福岡3点セット」の構造改革

監督・選手が変わってもなぜ強い？?北海道日本ハムファイターズのチーム戦略? (光文社新書)

本質眼ー楽天イーグルス、黒字化への軌跡