Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

TOKYO芸能帖 高田文夫

永六輔大橋巨泉亡き後、大衆芸能史を

語れるの高田文夫先生だけになった。

本書は高田先生が大衆芸能史を後世に

伝えるべく小説現代に連載していた

コラムを纏めたもの。


TOKYO芸能帖 1981年のビートたけし

TOKYO芸能帖 1981年のビートたけし


高田先生の芸能生活は大きく

3つの期に分かれる。

・1971-1980 放送作家丁稚奉公時代

・1981-1989 たけし伴走期。オールナイトニッポン

ひょうきん族平成教育委員会

・1989-現在 ラジオビバリー昼ズ、落語ブーム時代。


それぞれの時代の中身が濃すぎる!

私が1番食いついたのは第8章

団塊たちの銀幕同窓会」



2001年3月。池袋「新文芸座」オープンを

記念し高田先生が仕掛けたイベントが

伝説のトークライブ「銀幕同窓会」。


毎週土曜日22:00から、三本の映画を

選んできたゲストとトークを行い、

オールナイトで三本の映画を上映した。


そのゲストと内容が凄すぎる。

この顔ぶれは高田先生でなければ

絶対に実現できない。



イッセー尾形「僕の喜劇映画ベスト3」

ビートたけし「これがおいらのワースト3」

大瀧詠一「あゝマイトガイ!我が小林旭ベスト3」

沢田研二「私のチャンバラ ベスト3」

高平哲郎「爆笑!アチャラカ映画ベスト3」


「TOKYO芸能帖」には、五人が選んだ

映画タイトルが収録されており、

これだけでも永久保存版だ。

白夜書房からも単行本がでている



ちなみにビートたけしが選んだ

映画の一つがこれだった。

みんな〜 やってるか!