夏の甲子園大会に感動し涙した。
球児たちの「笑顔」が本当に素晴らしい。
一昔前までは
「試合は真剣勝負だ。歯を喰いしばれ!
ヘラヘラするな!」と教えられたものだが、
近年は大きく変化したようだ。
その理由を伊集院光が語る。
「球児たちは、試合中常に笑顔を見せる・・
いや、笑顔を見せるように心掛けている。
歯を食いしばり難しい顔では緊張しすぎて
100%のプレイができない。
だから一生懸命に笑顔を出そうと頑張っている。
そんな姿に感動してしまう。」
3回戦の神村学園と明豊の試合は
球史に残るすさまじい死闘だった。
9回ツーアウトから神村学園が
3点差を同点とし延長戦に突入。
延長12回表に神村学園が3点取り
誰もが神村学園勝利を確信した・・・が
なんと12回裏に明豊が4点取り逆転勝ち。
しかも最後はツーアウト満塁、2-3フルカウント
から最後の一球がボール・・・
押し出しサヨナラという悲劇的な幕切れ。
9回から神村学園のマウンドを託されたのは
2年生の金城投手。
彼の笑顔が忘れられない。
見ていても胃が痛くなる緊迫した延長戦。
12回裏、ピンチが広がっていくなかでも
彼は最後の一球まで笑顔で頑張った。
それもとびきりの笑顔で
試合終了後、相手校の校歌を聞き終え
アルプススタンドの応援団に一礼した後
彼はガックリと泣き崩れた。
17歳の球児がそこまでよく頑張った!
泣き崩れる金城投手を小田監督(34)が
笑顔で支える・・・
小田監督は試合中笑顔を絶やさなかった。
特に6回以降は、選手を信頼し細かな指示を
出さずに「頑張れー!」「頑張れー!」
とだけ言い続けた。
笑顔に心から感動した
2017夏の甲子園だった。