Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

センター試験「日露国境の標石」


センター試験問題の日本史Bを見ていたら
なんと旧樺太(サハリン)の日露国境標石
写真入りで出題されているではないか。


出題範囲の意外性に驚くとともに
「ここまで出るのか!」「憶えねばならんのか!」と
受験生に心から同情する。



日露戦争後のポーツマス条約で
大日本帝国樺太の北緯50度以南を領有した。
その為日本の歴史上唯一?陸上での国境線が生まれた。
樺太を横切る132キロの国境線に

4か所設置されたのが「日露国境標石」。


標石の南面には菊の紋章と「大日本帝国」の文字。
北面には、ロシア帝国の双頭鷲紋章と
キリル文字で「РОССiЯ」(ロシア)。


いまの教科書は「国境標石」まで載ってるのか!? 驚いた。


(国境標石と国境警察隊)


樺太樺太庁管轄)は、朝鮮、台湾、関東州のような
外地(植民地)ではなく、日本本土(内地=国内法適用)だったということ・・・
8月9日のソ連参戦から17日間にわたる悲劇の
知られざる本土決戦」が行われたこと・・・


までは載ってないよな・・・


昨年夏に放送されたNHKスペシャ
樺太地上戦 終戦後7日間の悲劇」を見てから
下記の書籍を読んでいたのでピンときた。