一級販売士の資格更新研修(5年ごと)に出席。
今回は約三時間で二本の講義を受ける。
面白くて目からウロコが落ちる内容だった。
「今日からできる小売店のインバウンド施策
〜心のバリアを取り払う〜 」
最初は「訪日マーケティングの基礎知識」。
インバウンドの認識のズレを痛感する。
もう「爆買い」はNGワードでした。
次に「訪日ゲストが笑顔で来店するしくみ」。
いまさらながら、日本の当たり前が通用しない
外国人目線とのギャップに驚く。
(例)
・日本で場所が分かるのは、東京、京都、北海道ぐらい。
→ パリ以外のフランスの都市の場所いくつわかる?
・東京一日観光は金沢、日光、富士山も入る。
→ 距離感の違い。韓国、台湾、香港で旅行といえば「海外」
・タイ人ゲストの買ったものは、札幌雪まつりTシャツ!
→ 当たり前だがタイは暑い。豪州はこの時期、夏から秋。
・免税店ロゴは歓迎のサイン
→ 海外でマックを見た時の安心感。
・だいたい日本語が通じる。
→ 言語対応の基本は笑顔と身振り(=おもてなし)
- 作者: 新津研一
- 出版社/メーカー: 商業界
- 発売日: 2014/06/28
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最後に「全国の成功事例・失敗事例」
これも面白かった。
トリップアドバイザー(口コミサイト)の
国内店舗ベスト5は(配布資料より)
1. 平安楽(高山市)
2. クマ カフェ(大阪市)
3. 餃々 三条木屋店(京都市)
4. アラシのキチン(京都市)
5. タイ料理 タニャーポン(高山市)
聞いたことない店ばかり!
「家族、友達のような」対応が好かれ、
口コミ(SNS)が大きな影響になるそうです。
こうして考えると、
テレビ東京「YOUは何しに日本へ?」は、
訪日ゲストの極めて一般的な例なんだね。
今回の講師は、
一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会の
新津研一さん。非常に分かりやすく
刺激に溢れた講義でした。