Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

東京ポッド許可局

東京ポッド許可局は10年前に

マキタスポーツプチ鹿島サンキュータツオ

三人の自主制作ポッドキャストから始まり、

TBSラジオのレギュラー番組となった。


知的な文系芸人三人が

「屁理屈をエンターテイメントに!」

を掲げて毎回、論(仮説)をテーマに

おしゃべりが続く。


これがなんとも言えず、面白くてクセになる。

仮説に妙に納得させられることも多い。


東京ポッド許可局 ?文系芸人が行間を、裏を、未来を読む?

東京ポッド許可局 ?文系芸人が行間を、裏を、未来を読む?


最近、単行本(2010年発行、新書館)を入手し、

過去のポッドキャストを活字で読む。


第一章「すべらない話論」から面白い。

「すべらない話」って面白いよね。

でも、見てて思うんだけど息苦しいよね。

面白いんだけど。オチに至るまでの

ハラハラ感が、なんか息苦しいのよ。

あ、わかるかも。「すべらない話」って

西の文化だと思うんですよ。マエフリがあって、

話があって、きれいにオチがある。

(演者と)同じ時期に関東圏で過ごしてると

正直、あんなにオチって大事なものか?

と思うんだよね。


この辺から

 ・「すべらない話」は古典落語か?

 ・松本人志の精巧さ、とビートたけしの壊し方

 ・落語のサゲは、最後の茶目っ気?

 ・「アニマル浜口関根勤」説

 ・とんねるず鶴瓶噺

 ・松本人志と「大きくなる」ということ


へと おしゃべりは尽きることがない。



同じ本に掲載されていた

矢沢永吉ビートたけし長渕剛片岡鶴太郎」論

も妙に納得させられる。


こういった論(仮説)が今までに257本

10周年を記念して、このなかから一番を選ぶ

「論総選挙」を実施する。



何が選ばれるのだろう?