オッサンが選んでる流行語大賞

能町みね子のエッセイは面白い。

週刊文春連載の「言葉尻とらえ隊」を、

いつも楽しく読んでいる。

週刊文春 2018年 11/22 号 [雑誌]

今週の「言葉尻」は、新語・流行語大賞 。

意外と知らないその選考のプロセスは、

大賞事務局が選ぶ ノミネート30語から

選考委員が大賞を選ぶというもの。

能町みね子が注目するのは、

「ノミネート語を選ぶ大賞事務局」。

歴代のノミネート語をプロファイリングして

人格化させてみると

現政権には反対で、若者の流行に疎く、

スポーツ（特にプロ野球）が大好きな中年男性。

という大賞事務局の人格が浮かび上がる。

言葉尻とらえ隊 (文春文庫)

う〜ん、見事な分析。

ノミネート語と比較すると説得力は倍増する。

なんだか流行語大賞のカラクリが見えたような、

夢も希望も半減するような・・・

（サラリーマン川柳かぁ！）

そう言えば、数年前にトリプルスリーが

流行語大賞になった時、「何それ？ 聞いたことない」

という声が渦巻いたね〜。

・・・プロ野球好きの中年男性（苦笑）