Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

古今亭志ん朝と大須演芸場

6/11放送 BSプレミアム

落語を救った男たち 天才現る!古今亭志ん朝の衝撃」を見る。

1960年代落語が衰退の危機を迎えた時に、現れた天才「古今亭志ん朝」。

時代の求めに応じて登場し、2001年 63歳の若さで早逝した。

誰よりも華があり、艶があり、上手い落語家だった。

 

志ん朝と言えば談志。この二人はエピシードに事欠かない

(幻の談志・志ん朝二人会。広瀬和夫 著)

志ん朝は談志に

「金を払って聞く価値のあるのは志ん朝だけ」と言わしめた。

 

談志の生き様をトレースすればするほど、

そこには志ん朝の生涯が浮かび上がる。

一時期の落語界での二人は、表裏一体の間柄だったと思う。

番組を見て改めて痛感した。

落語ファン倶楽部 Vol.20

落語ファン倶楽部 Vol.20

 

 

志ん朝は、経営難に陥った大須演芸場(名古屋)のために

「俺にできることなら、何でもするよ」と毎年、独演会を行った。

1990年から1999年まで毎年3日間公演。全日満員だった。

独演会のCDブック(CD30枚)が2012年に河出書房新社から発売。

その年、私は名古屋大須に行った。もちろん大須演芸場にも。

古今亭志ん朝 大須演芸場[CDブック]

古今亭志ん朝 大須演芸場[CDブック]

 

 

大須という場所は、ディープでエネルギッシュな所だった。

大須観音を中心に、古着、雑貨、飲食店、宝石店、パソコンショップ電化製品、

オタク系の店などが混在し、言語も日本語、ハングル、中国語、ポルトガル語が混じり合う。

東京でいうと浅草、上野、御徒町秋葉原、中野、神保町を一つにしたヤミ鍋のようなった。

しかしそこが魅力的なだった。

 

そういえばブルースの特集が「名古屋の正解」。また行ってみたいね。

BRUTUS(ブルータス) 2019年7/1号No.895[名古屋の正解]

BRUTUS(ブルータス) 2019年7/1号No.895[名古屋の正解]

 

2012年のブログ。大名古屋温泉(すで閉館)にも行った。