朝日新聞の文化・文芸欄「語る~人生の贈りもの」に9/10から
16回にわたり柄本明さんのインタビューが載っていた。
これまでの歩み(人生)を柄本さんらしく照れながらも
ストレートな表現で語る姿が行間から感じ取れる。
私としては珍しく全部の記事を切り抜いた。
柄本さんの芝居はよく観ていた。つかこうへい事務所の
唐十郎演出作品はよく観たものだ。
骨太で存在感があり、迫力(狂気)のある役者だという印象が強い。
もちろん笑いの演技もピカ一で硬軟の両面を併せ持つ怪優だ。
柄本さん関連の書籍も何冊か読んでいるので、新聞記事も前半
既に知る内容だったが、後半の部分は初めて読むだけに興味深い。
上演していること、 奥さん角替和江さんのこと)
2000年に柄本さんが石橋蓮司と演じた「ゴドーを待ちながら」
に関して、こんなことを言っている。
「前は分かろうとして分からなかったけど、この時に、
分からないということがわかりましたね。
でも読み終わったら泣けて。」
この舞台は、私もすごく楽しみにして見に行った記憶がある。
柄本さんの言う通り、私も分からなかった・・。
その後、柄本佑(長男)柄本時生(次男)が出演する「ゴドー」を
曰く「自分の体と思考が成長していくなかで、あの作品を
やっていくのは、面白い試みだともいますね。」
記事のタイミングは新作映画「ある船頭の話」
(柄本明主演、脚本・監督:オダギリジョー)のプロモーションも
兼ねているようだ。怪優・柄本明の演技はまだまだ目が離せない。
(この映画、細野晴臣さんも出てるね)
おまけ。こんな書籍ありましたな~。