ザ・スズナリで懐かしき小劇場テイストを
満喫した落語会だった。
柳家喬太郎さんの落語家生活30周年を記念した落語会
「ザ・きょんスズ30」なんと下北沢の「ザ・スズナリ」を
一か月間借り切り、ほぼ毎日の30公演(豪華ゲスト日替
チケットをとることができた。
演目は「カマ手本忠臣蔵」と「ハンバーグができるまで」、
昇太さんが「遠い記憶」と新作落語3本立て。
小劇場のメッカ「ザ・スズナリ」の居心地はすごぶるイイ。
キャパ140人の一体感。舞台照明の客電、そして舞台美術
(11/30の終演までSNS公開禁止)。途中には劇団ペテカンの
「前説コント」もある。おまけに喬太郎、昇太両師匠ともに
舞台経験が豊富な役者でもある。
まるで 小劇場の舞台を見ているような感覚 だ。
私が落語にはまり始めたきっかけもこの感覚だった。
久々の小劇場感覚が嬉しい!
昇太さん曰く「演劇を志す者にとってスズナリは憧れの場所。
借りたくても審査が厳しくて、そう簡単にはここで芝居を
打てないんですよ。そこを落語家が一か月間抑えられるってことは、
ものすごく演劇的にも信用があるってことなんですよ。」
喬太郎さんは
「私の体の一部はつかこうへいで出来ている」と豪語する。
高校時代から「つかこうへい事務所」の芝居に大いなる影響を
受けてきた。今回の演目の「カマ手本忠臣蔵」も言わば
奇しくも喬太郎さんとは同い歳で、つかこうへい好きも同じ。
いい落語会だった。他のゲストの会にも当日券狙いで
行ってみるかな・・・
物販コーナーで見つけた喬太郎さんの新刊。
よく出来た本だな~と思って買ったら、
発行が東京かわら版 だった。なるほどガッテン。
役者としても圧倒的存在感。
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