Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

談志まつり 2019

11/21は立川談志の命日。2011年(東日本大震災の年)だったので

もう8年前になる。毎年この時期に立川流一門による追善落語会

談志まつり」が開催される。

公演はよみうりホールで3回行われ、志の輔談春志らくの出演は

バラバラに分散している。(観客動員の平準化?)

 

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私が談志まつりに行くのは、2012年の第一回目以来7年ぶり。

今回は各回に追善特別トークが組まれており、日程の

チョイスに迷う。

 ・20日 夜:高田文夫  聞き手 立川志らく

 ・21日 昼:野末陳平  聞き手 立川志らら

 ・21日 夜:毒蝮三太夫 聞き手 松岡ゆみこ

どれも魅かれるゲストだが、ここはやはり高田先生と志らく

日大芸術学部落研ペアを選ぶ。

 

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落語6人+テツandトモ+追善特別トーク

開園17時、終演20時半。3時間半。盛り沢山だった。

ストレートに感想を言うと、笑いは「高田先生」が

すべて攫っていった。高田先生のパワーが全開だった

 

「どうも森田健作です。憶えてらっしゃいますか?」

 の登場から始まり・・

「(客席を見て)この集まりは何です?桜を見る会ですか?」

「N国党の立花はNHKをぶっ倒せなかったけど、沢尻は一発で

 NHKぶっ倒したもんな」

「国山ハセン・・・って言っても笑いが薄いということは、

 みなさん、グッとラック!見てませんね」 

と齢70にして 今がピークと言われるキレの良さで会場の

大爆笑を誘う。高田先生なりの追善・・最高だった。

 

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テツandトモの「談志モノマネ+歌+なんでだろう」も会場を沸かせた。

落語では、志らく「寝床」と談四楼「らくだ」が良かった。

この会も8年目ともなると、なかなか新しい談志のエピソードもなく

談志追善の意味合いが薄いように感じた。立川流が一堂に揃う落語会

という意味はあるのだが、見る側としてはもう一工夫欲しいところだ。

 

会場のロビーでは各種グッズを販売するブースがひしめく。

Tシャツ、CD-BOX、選挙演説入りCD、談志語録(新刊)と

死後8年を経ても談志グッズは新商品がどんどん出てくる。

このあたりはさすが談志、落語家としての格が違う。

 

私も談慶さんの新刊(誠文堂新光社)を購入した。

談志語辞典」よくできた本だ。

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11/21の「志の輔さん」は12時からの談志まつりに出演

の後に富山へ移動し、恒例の「志の輔のこころみ」に。

聞きに行った友人の話によると、談志まつりと同じ

みどりの窓口」と「徂徠豆腐」。特に徂徠豆腐は

最高の出来だったそうだ。志の輔さんにハズレなし!