11/21は立川談志の命日。2011年(東日本大震災の年)だったので
もう8年前になる。毎年この時期に立川流一門による追善落語会
「談志まつり」が開催される。
公演はよみうりホールで3回行われ、志の輔、談春、志らくの出演は
バラバラに分散している。(観客動員の平準化?)
私が談志まつりに行くのは、2012年の第一回目以来7年ぶり。
今回は各回に追善特別トークが組まれており、日程の
チョイスに迷う。
・21日 夜:毒蝮三太夫 聞き手 松岡ゆみこ
どれも魅かれるゲストだが、ここはやはり高田先生と志らくの
開園17時、終演20時半。3時間半。盛り沢山だった。
ストレートに感想を言うと、笑いは「高田先生」が
すべて攫っていった。高田先生のパワーが全開だった。
「どうも森田健作です。憶えてらっしゃいますか?」
の登場から始まり・・
「(客席を見て)この集まりは何です?桜を見る会ですか?」
「N国党の立花はNHKをぶっ倒せなかったけど、沢尻は一発で
NHKぶっ倒したもんな」
「国山ハセン・・・って言っても笑いが薄いということは、
みなさん、グッとラック!見てませんね」
と齢70にして 今がピークと言われるキレの良さで会場の
大爆笑を誘う。高田先生なりの追善・・最高だった。
テツandトモの「談志モノマネ+歌+なんでだろう」も会場を沸かせた。
落語では、志らく「寝床」と談四楼「らくだ」が良かった。
この会も8年目ともなると、なかなか新しい談志のエピソードもなく
談志追善の意味合いが薄いように感じた。立川流が一堂に揃う落語会
という意味はあるのだが、見る側としてはもう一工夫欲しいところだ。
会場のロビーでは各種グッズを販売するブースがひしめく。
Tシャツ、CD-BOX、選挙演説入りCD、談志語録(新刊)と
死後8年を経ても談志グッズは新商品がどんどん出てくる。
このあたりはさすが談志、落語家としての格が違う。
私も談慶さんの新刊(誠文堂新光社)を購入した。
「談志語辞典」よくできた本だ。
11/21の「志の輔さん」は12時からの談志まつりに出演
の後に富山へ移動し、恒例の「志の輔のこころみ」に。
聞きに行った友人の話によると、談志まつりと同じ
「みどりの窓口」と「徂徠豆腐」。特に徂徠豆腐は
最高の出来だったそうだ。志の輔さんにハズレなし!