が面白かった。地質・農業・鉄道の面から宮沢賢治の先進性と
作品のバックボーンを読み解く・・という
一種奇をてらった卒論のテーマ的な解釈から、番組は
文学とブラタモリ・・
この取り合わせは意外に面白いかもしれない。
(制作するスタッフは大変だと思うけれど)
見てからすぐに「銀河鉄道の夜」を読みたくなった。
学生時代に芝居をやっていた頃、宮沢賢治を読みまくっていた
時期があった。当時に揃えた新潮文庫はもうない。
こうゆう状況ではKindle版を使うことが便利だ。
ブラタモリの中で
「銀河鉄道ってどんな鉄道のイメージですか?」との問いがある。
多分十人が十人、蒸気機関車とそれに連なる客車を思い浮かべる。
ところが違うのだ・・
ジョバンニ「それにこの汽車は石炭をたいてないねえ」
カンパネルラ「アルコールか電気だろう」
・・・確かに読んでみるとこう書いてる。
1915年(大正4年)に開業した花巻電鉄の電車ではないか
と考察する。なるほどね~宮沢賢治の時代のイメージと
蒸気機関車というイメージで固まっていた。
電車だったのか・・・意外すぎる。
これは宮沢賢治の先進性の表れと番組は説明する。
なんだか無性に読み直してみたくなった。
電車で一両編成。ほぼ路面電車・・通称「馬面電車」
イメージが違いすぎるな~。