過去に三度ほどチケットを買っていたが、
体調不良等もろもろ、行けなかったので
今回が正真正銘「初、松之丞」「初、講談」。
「 松之丞カレンの反省だ!」「太田松之丞」を欠かさず
見ているせいか、初めてという感じは全くなかった。
むしろ見慣れているから新鮮味はそんなになかった。
喜ばしいのか、悲しいのか・・
講談を唸る松之丞(ライブ)は新鮮で衝撃。
さすが100年に一人の講談師だった(?)。
(他に講談は聞いたことがないけれど・・)
今回行ったのは「松之丞二ツ目時代」という独演会。
場所は国立演芸場。(ここは駐車場が安い)
来年二月には「真打昇進 神田伯山襲名」となるので
「二ツ目時代」は最終回だそう。(特に最終回らしき
特別なことはなかった)
開口一番。前座を頼み忘れたと一人でマクラを25分間。
「SNSでは口外禁止です」の内容ばかり(笑)。
(ほとんどの内容は翌日のラジオで話していた)
「 真打披露興行でかける演目が足りなくなるといけないので、
普段あまりかけない演目も練習しなきゃいけないんですよ。
でも時間がない。じゃあいつ練習するの? 今でしょ!」
どうやら今日の演目は、マニアックなものらしい。
(演目)
・「忠治山形屋」
・天保水滸伝「笹川の花会」
~仲入り~
・赤穂義士銘々伝「勝田新左衛門」
聞いているうちに、主人公と登場人物間の
人間関係がわかってくる。すると加速度的に
物語にグングンとのめり込む。
これが講談というものか・・落語だと
「中村仲蔵」「柳田格之進」に近い感覚。。
立川志の輔さんの落語はいつ聞いても満足する。
「志の輔にハズレなし」 。「ハズレなし」が私の中では
最上級の基準だと考える。数多の落語家がいるが、今まで
聞いてきたの中で「ハズレなし」は志の輔さんぐらい。
(談志の「銭湯は裏切らない」に近い)
まだ一度しか聞いていないが
「松之丞にハズレなし」を予感した独演会だった。
(その頃は伯山だけどね)
冠番組の名前はどうなんるのだろう?
「伯山カレンの反省だ!」
「神田伯山 問わず語りの伯山」
「太田伯山」
語感は悪いけど、これもいいんじゃない。