面白い本を見つけた。
このDU BOOKSがいい本作っている。2012年にできた
新しい出版社なのだが、バックがディスクユニオンだけあって
マニアックな音楽本やアート、サブカルチャーなどの書籍を
続々と刊行している。(※DU BOOKS編集長インタビュー)
最近、書店の売場(音楽、映画、芸術、サブカルほか)で
「気になって手に取る本がDU BOOKSだった」ということが
非常に増えた。 例えば「ラグジュアリー歌謡」「細野晴臣 録音術」
「パックインミュージック」「ルーフトップ・コンサートのビートルズ」
「ビートルズの遺伝子ディスク・ガイド」「いま見ているのが夢なら止めろ、
止めて写真に撮れ。」「J・A・シーザーの世界」など、
購買意欲をそそられた本が、ことごとくDU BOOKSだった。
そんなDU BOOKSがこんどは落語本だ!
落語本と言っても、副題に「レコードジャケットで楽しむ寄席園芸」
とあるように、ひたすらレコードジャケットを集めた一冊。
CDではなくレコードなので、時代は1980年代前半より前となる。
まずは三遊亭圓生、桂文楽、古今亭志ん生、林家彦六、柳家小さんの
昭和の名人に始まり、志ん朝、圓楽、談志、圓蔵の1970年代の
古典落語四天王までしっかりと掲載。
そして落語以外にも漫才、講談、浪曲、漫談、モノマネ、活弁、幇間、
ボーイズ、寄席囃子、大道芸・売り声までありとあらゆるレコードを
網羅している。これだけ掲載して2,800円(税別)。
これぞDU BOOKSの心意気!(他の版元なら4,500円を超えるかな?)
落語、演芸マニアには垂涎の一冊です。