この日午前、伊集院光がラジオで神妙に語った。
「・・・さんのご冥福をお祈りいたします」
肝心の・・・さんが聞き取れなかった。誰の訃報だ?
すぐにYahooニュースを調べるが訃報はなかった。
午後、家電店に行った際、売場のどのテレビにも
野村夫妻がよく映っていた。もともと野村元監督は
露出の多い人なので気にも止めなかったが、
小さなテロップをよく見ると、ノムさんの訃報だった。
マジか~! 驚いた・・
選手としての記録は立派であり、ヤクルト監督時代には
名将として一時代を築きあげた。マスコミへの露出も多く
球界での存在感は、最近までピカ一だった。
そしてプロ野球関係者には珍しく、言葉力を持った方だった。
それだけに多くの人材(選手、指導者)を育てた結果が、
多く現役指導者からの追悼コメントにそれが表れている。
その言葉力が生かされているのがノムさんの多くの著作。
こんなに著作のある野球関係者はいない。
私もかなり読んでおり、どれも読みやすく結論は完結だ。
読んで覚えている著作だけでもかなりある(下記)
・あぁ、監督 ――名将、奇将、珍将 (角川oneテーマ21)
・負けに不思議の負けなし〈完全版〉 (朝日文庫)
・あ~ぁ、楽天イーグルス (角川oneテーマ21 A 110)
・プロ野球 堕落論 (宝島社新書)
・巨人軍論 ――組織とは、人間とは、伝統とは (角川oneテーマ21)
残念だ。 ご冥福をお祈りいたします。