病院ラジオというNHKテレビの番組をご存じか?
サイトの番組紹介にはこう記してある。
サンドウィッチマンの2人が病院に出向き、
2日間限定の出張ラジオ局を開設。患者やその家族を
招き、普段、病気と向き合うなかで、なかなか言えない本音を
聞き出していく。病気になって気づいた人生の喜びや悲しみ、
本人には直接言いにくい日ごろの感謝の気持ち、そして愛の告白…。
その思いを、リクエストした曲にのせて、届けていく。
2/11OAの「依存症治療病院編」に、勤めていた会社の
先輩が出演した。舞台は国立病院機構久里浜医療センター。
アルコール、ギャンブル、ゲーム、ネット・・様々な依存症と
患者さん、家族、医師、看護師さんが戦っている。
依存症は病気、それもかなり手ごわい病気だという認識を
痛感した。先輩は幸いにも快方に向かっているが、
まだまだ油断ならず一生向き向き合っていかなければ
ならないのが依存症なのだそうだ。
番組MCサンドウィッチマンの患者さんや家族に寄り添う姿勢が
本当に光っている。二人の人間性が患者さんや家族と絶妙の
距離感を生み、本音を聞き出していく。あれは芸能界を見渡しても
サンドウィッチマンにしかできない。NHKのキャスティングが見事だ。
患者さんそれぞれの本音や家族・看護師の話を聞いているうちに
なぜか私も元気つけられた。私もここ3年間先の見えづらい闘病生活
をおくっている。番組を見ているうちに自分を投影し、頑張らねば
という気持ちがわいてきたのだと思う。なかなか直視するにはハードな
番組だが、サンドウィッチマンの存在に助けられる。
いい番組に巡り合った。
※ラジオブースでの出演が終わった患者さんが、庭で聞いていた
家族や看護師さんに笑顔で迎え入れられ、笑顔で応えるシーンが
目に焼き付いている。背景には三浦海岸が美しく広がる。