GYAO!で無料配信されている。
内容が細菌兵器ウイルスの蔓延というものだけに、
タイムリーな配信ではある。
この映画は高校の時に観に行った。
(以下、簡単なあらすじ)
東西冷戦期に開発された細菌兵器のウイルスが全世界に
拡散し、人類は南極越冬隊基地にいた863人を残し絶滅する。
しかしワシントンを襲った地震により核ミサイルの
自動報復装置が誤作動し、南極の越冬隊基地も壊滅する。
かろうじてチリ南端に避難していた人々のみが生き残る。
そこに歩いてワクチンを届けるのが主人公(草刈正雄)。
・・・説明が下手で申し訳ないのですが、実際には、
東西スパイ、CIA、マフィア、米ソ首脳陣、南極観測隊、
原子力潜水艦、ICBMなどが登場する壮大なSF映画なんです。
外国人キャストも豪華多数で、主題歌は「ジャニス・イアン」
が歌っています。
なんたって角川映画黄金期の作品。
角川春樹事務所とTBSの共同制作で、総製作費は25億円とも32億円
ともいわれる超大作でした。
映画の中でのウイルスによる疾病名は「イタリア風邪」。
この映画が、現状にオーバーラップする部分は大いにある。
私としては、この辛い時期に同じような境遇の作品に
触れるのは、ちょっと気が引ける。(臆病なもので・・)
だからすごく興味はあるのだが、多分観ないと思う。
カミュの「ペスト」が大いに売れている。
これもあえて今、再読する気持ちにはなれない。
でも、いつか再読するために、明日の15:00再放送の
「100分で名著”ペスト”アルベール・カミュ」は録画
しておこうと思う。伊集院光も熱く推していたし。