アメリカでの抗議デモのニュースに登場する
”州兵”(正式名称はNational Guard of the United States)
その字の通りアメリカでは各州も軍隊持ってるの?
ちょっと日本の感覚では理解しずらいな・・・
ここは是非、池上彰さんに教えてもらいたいところだ。
マークには、ALWAYS READY ALWAYS THERE とあるね。
いろいろ分かったこと。
・州(State)の概念。(州兵という呼び名は正しくない?)
英語名「National Guard」は直訳すれば”国家警備隊”
アメリカ合衆国は、事実上の「連邦国家」で州政府の権限が高く、
個人の自衛意識も高い。合衆国憲法修正第2条では市民の
武器保有権が確立されており、「州政府」にも直属の軍事組織の
保持が許されている。※アメリカ大使館のWebsiteにある合衆国憲法
の和訳では、State が「州」ではなく「国家」と訳されている
・州兵の起源は、植民地時代の1600年代に植民地を守るために創設された
民兵組織。独立戦争(1775年)時に創設された連邦軍よりも歴史が古い。
・指揮系統、役割。
:通常時:州知事の指揮下。治安維持や災害救援など郷土防衛隊としての側面。
:戦時 :大統領・連邦政府の指揮下。連邦軍の予備役部隊としての側面。
・兵力:陸軍州兵、空軍州兵の合計約43万人(2018年12月)。
・州兵はパートタイム?。普段は民間の仕事に就きながらパートタイムで
軍務に就く。毎月1回の週末と年に2週間の訓練参加が義務という
「消防団」的なボランティア互助組織のようなものであったが、
さほどかわらない組織形態になっている。
※州兵空軍は、最新のF22、F35やB2ステルス爆撃機さえも運用する。
自主独立の歴史背景、フレキシブルな二重管理の指揮形態・・
ともになかなか日本人には苦手なものかな~。