下北沢「本屋B&B」のついでに、もう一軒本屋さんに足を伸ばす。
「別冊Lightning本屋さんへ行こう!!」で目をつけていたお店で
駒沢にある「SNOW SHOVELING」だ。
上記ムックでは「居心地のよい空間を楽しむ本屋さん」のトップに
掲載されており、「グラフィックデザイナーだった店主が、本と
アメリカンカルチャーとファッション、音楽を融合させ固定観念に
捕らわれない自由な本屋さんを作り上げた」とあった。
そして店内の写真がカッコいい。
これは一度お邪魔せねば!!
店の場所は駒沢というより深沢不動の交差点に近い。
至近まで行っても店が見つからない。Googleマップではすでに店のあるビル
の前にいるのだが・・・看板はないし、店のある2Fに昇る階段も見当たらない。
おかしいな?
脇道に入り、築50年上の古風なビルを見上げた。
あった!! 2階の窓に看板が出ていた。
窓の看板は見つけたが、入り口が見つからない。
・・・どこだ~? 薄暗いガレージの奥を覗いてみると
暗闇の中に階段がある。いかにも上層階住居への階段だ・・・
勝手に入っていいのかな?と 思いつつ目を凝らすと
小さな手書き看板があった。ここだった。
ようやく店にたどり着いた。
※SNOW SHOVELINGへ行かれる方へ
脇の道路に面したカレージ奥にある階段を上がった2Fです。
店に入るとムックに載っていた店主がMacBooKで仕事をしていた。
私は店に入った瞬間「入り口が分かりづらいですね~」と言ってしまった。
店主は一瞬「こいつ何者だ?」という顔をしたが、すぐに笑顔で「すいません」
と返答してくれた。そして「まずは、手の消毒にご協力ください」という・・・
店主は細面の石野卓球さん(それも若い)のような感じだった。
照明の暗さ、流れているJAZZ、アーリーアメリカンなディスプレイ、
木製の什器・・なかなかムーディーで好感触のお店だ。
内部の雰囲気はこちらを参照 → SNOW SHOVELING ABOUT US
蔵書は7,000冊(上記ムックより)。9割が古書、1割が新刊。
文学、村上春樹、本屋、映画、音楽、写真集、広告、アウトドア、・・
等の書籍が中心だった。レコードも置いてある。
私の趣向にかなり近い。
店内では珈琲、ビールも飲めるらしい。
・天野祐吉対話集─さよなら広告 さよならニッポン (芸術新聞社)
じっくりと店内を嘗め回し、2冊を購入。包装袋もカッコいい。
どうしても80年代、90年代カルチャーの本に手が伸びてしまう。
居心地がいい空間だ。
自分の部屋もこういった空間にしたい。
その面で参考になる。
また行きたいな。 なかなかすぐに行ける場所ではないけど。