映画「ミッドウェイ 」を観てきた。
ちょうど 9/18のMOVIE WATCHMEN(週刊映画時評)で
ライムスター宇多丸さんが「ミッドウェイ」を取り上げて
いたので。感想の答え合わせをしてみる。
私の感想は「まあまあ良かった」。
CGによる戦闘シーンは凄かった。登場する艦船・航空機も
日米ともに忠実に再現されており。一見の価値あり。
ストーリーは歴史の流れに忠実かつ、日米がフラットな立場で
描かれており好感が持てる。しかしそこはアメリカ映画・・・
レイトン(暗号解読)、ディック(艦爆隊隊長)たちの英雄的な
活躍でミッドウェイでは紙一重だったがアメリカの危機を救った」
と「インディペンデンス・デイ」の監督らしい、アメリカンヒーロー的
エンディングだった。日本人としてはちょっと苦虫をつぶす感じだが・・
CGによる戦闘シーンは文句なしに凄い迫力で印象に残った。
特に冒頭の真珠湾攻撃のシーンは、まるで「プライベートライアン」の
オマハビーチの戦闘シーンのように、凍り付く映像で一気に引き込まれた。
日本の三人の提督もステレオタイプだがしっかり描かれていた。
皆さんネイビーブルーの海軍提督服がよく似合っている。
魚雷により自沈処分する提督の最期のシーンまで描かれている。
以上が私の感想。さて宇多丸さんの評論はどうだろうか?
宇多丸さんの「ミッドウェイ」映画評(上記YouTube)を聴いた。
うーんレベルが違う。まずは監督ローランド・エメリッヒの経歴から
今回の作品がどのような位置づけか、何を目指したかを類推。
その上で作品の表現手法、シーンの意味付けについて評論する。
へ―そうなんだ・・・としか言えない。
宇多丸さんの総合評価は、
史実に対する(日米の)評価のバランスが非常に良い。
作品として全然悪くない、かなりよく出来ていると思う。
ミッドウェイ海戦入門編として観る価値は絶対にある。
そのレベルに達している。
かなりの高評価だった。
(日本贔屓からちょっと辛口評の私はちょっと反省)
また、本映画の参考図書として、この本が非常に役に立ったと
紹介していた。これは時間のある時に読んでみよう。