Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

TBSラジオFM化計画の前途

 ここ1か月で私のラジオ聴取習慣が大きく変わった。

その理由は2つある。

一つは仕事を始めたから。当たり前だが、日中の番組は聞けない。

伊集院光とらじおと」「たまむすび」(以上TBSラジオ

高田文夫ラジオビバリー昼ズ」(ニッポン放送)などがそう。

どうしても聞きたいときは、radikoのタイムフリーで聞き返せる。

 

もう一つの理由は、秋のTBSラジオ番組改編。

 ・平日(月~金)22:00~ 「荻上チキsession-22」が終了

 ・金曜 8:30~「有馬隼人とらじおと山瀬まみと」が終了

 ・土曜 13:00~「久米宏のらじおなんですけど」が終了

 

上記の時間帯は、後番組に馴染めないのでTBSラジオから離れた。

ここ数年のTBSラジオの番組改編を、神田伯山は自分のラジオ番組

「問わず語りの神田伯山」で、「三村社長の”TBSラジオのFM化計画”

と言ってイジリ倒す(笑)。

 

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president.jp

 

TBSラジオ、FM化計画」。非常に上手い表現だ。

FM化とは、言ってみれば、”スタイリッシュで、音楽、カルチャー

ライフスタイル等の情報が耳当たり良く流れる” こんな番組を志向する

ことではないかと勝手に解釈する。

AM化はそれと真逆。生活感が溢れるリスナーとのコミュニケーション。

街中からの中継。ニュース、ジャーナリズムなど硬派な主張。そして

スポーツ中継(野球、競馬)等の昔ながらのラジオ番組だ。

 

確かに、ここ数年のTBSラジオの番組改編は、後者の長寿番組を打ち切り

前者のような番組に変えてきている。長期にわたり聴取率断トツ一位の

TBSラジオは、中高年リスナー中心のラジオの将来に危機感を抱き、

積極的に若年リスナーを開拓すべく、リスクを承知の上で、大胆な

番組改編を仕掛けている。

 

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 でも私がTBSラジオで聞きたいのは、AM化した番組。

(FMが聞きたければ最初からFM局を聞く)

今回聴かなくなった時間帯(前述)の後継番組は、みなFM化しており、

正直物足りなかった。なので聞くのを止めた。

 

 24年続いた長寿番組「デイキャッチ」を打ち切って始めた

FM化計画第一弾?の「ACTION」が僅か1年半で打ち切られ、

もとの報道、ジャーナリズム路線「荻上チキsession」に戻された。

 

大丈夫か? TBSラジオ

TBSラジオ、FM化計画」の迷走ぶり が目立つぞ。

 

そしてそれを神田伯山が面白おかしくイジリ倒す(笑)。 

www.tbsradio.jp

 

TBSラジオの迷走ぶりを横目に

聴取率第二位のニッポン放送は、AM色を一層鮮明に打ち出している。

その象徴が昼のオビ番組「ナイツ ザ・ラジオ・ショー」。

スージー鈴木さんがこの路線を評価する記事を東洋経済オンラインに

アップしていた。なかなか説得力のある内容だった。

 

toyokeizai.net

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昨日、初めて「有馬隼人とらじおと山瀬まみと」(金曜8:30~)の後継番組を

初めて聞いてみた。やはりFM化は顕著だった。すぐにニッポン放送に変えた。

こちらは「春風亭一之輔あなたとハッピー」。ベタベタのAM番組だ。

 

聞いていて驚いた!10/16(金)ゲストが 伊集院光だという

つい先週まで自分のオビ番組をやっていた裏の時間に、他局の番組に出る・・

これは大変なことだ。伊集院のFM化計画に対する無言の抵抗なのか・・

 

radsum.com