Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

平成の出版が歩んだ道

昭和の出版が歩んだ道」という本が意外と面白かったので、

続編「平成の出版が歩んだ道」の発売を知って買おうとしたが・・・

八王子のくまざわ書店も、多摩地区のジュンク堂2店も在庫がない。

アマゾンもマーケットプレイスのみで価格が高いので躊躇・・・・

そうこうしてるうちに3か月。ようやくアマゾンのカートが表示された。

 

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「昭和」と「平成」を 読むと会社員として自分が

歩んできた、体験してきた出来事が記憶によみがえる。

ぱらぱらと眺めて思うことは、オレもずいぶん長い間、出版界で

働いていたんだな~という感慨。齢をとるわけだ。

 

特に今回の平成版は、マーケットが縮小していく中での出来事だけに

痛みを伴う記憶ばかり。出版社、取次、書店の多くが消えていった・・・

温故知新?これらの経験が今後に役立つかは分からないが、備忘録として

持っておくにはいい書籍だと思う。

(平成版の多くのページが古書店の歴史を振り返る対談に費やされて

 いるのは、タイトルと異なり違和感が残るが・・)

 

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スリップを見ると「地方小扱い」だった。

アマゾンが直取引で在庫してるのか? 日販が在庫してるのか?

地方小扱いの書籍が一両日中に手に入るのは隔世の感がある。

「昭和の出版・・」では全く持って不可能なことだった。

このような利便さを矜持できるの令和は幸せだ。 

「令和の出版・・」ってどうなるんだろ?

もしかしたらなくなっているかも・・・