前回の中村仲蔵(2019.5.13)の時は、赤坂まで行ったが
下肢の痛みに耐えきれず観ずに帰ってきた。
それから考えれば、今日同じ赤坂サカスで中村仲蔵を
観れるのが非常に感慨深い。
どん底に近い状態からなんとかここまで来ることができた。
そんな幸せをかみしめる。様々な方のサポートにも心より感謝。
座席は1階C列25番。A列は使用していないので、
実質、舞台から2列目のど真ん中。久々にいい席だ。
座席は1席空けて座るのでかなりゆったり。
コロナ対策の徹底か、パンフレットも、グッズ販売も
何もなかった。いつもは設置佐される花道もなかった。
あったのは感染判明時の緊急連絡先提出のみ。
これは仕方ない。落語が見れるだけでもありがたい。
何回聞いても魂が震える・・・
コロナ禍でなのか、今までと少し違って感じだ。
仲蔵の親方「四代目市川團十郎」の台詞が
グッと心に染み入ってきたのだ。
「相中の時は、オレが仲蔵を相中にしたいと言った。
だが今回違うは、仲蔵自身が名題になるんだよ。」
「(役作りについて)だったら変えればいいんだ。
誰も何もしやしない。だた言うだけだ」
なるそうだ。その千穐楽に立ち会えたのも幸せだった。
(そう言えば、恒例の三本締めもなかったな)
今日はコロナ禍で自分の体調を踏まえて
落語を聴くことができる喜びを噛みしめ、志の輔さんの中村仲蔵に
心震えた一日だった。
そして客出しはいつもの曲で・・
山下達郎「La vie en rose ~ バラ色の人生」