久しぶりに大満足の落語会だった。
コロナ禍以前ってこんな感じだったな~。
例年は1日の公演を、今年はキャパ(1800人)を半分にし
2日間に分けて開催。志の輔さんの最近の口癖
「ボーとした満員より、緊張感のある半分がいいですね」
を今日もお見舞いされる。
グリーンホール相模大野の30周年記念らしい。
毎回思うが見やすくていい劇場だ。
このところ「猿後家」「茶の湯」が多かったので、
今日も同じマクラ、同じ演目かな・・・と覚悟していたら。
同じマクラに続きはじまったのが「バールのようなもの」!。
久々の「バール・・」に嬉しくて小躍りしてしまった。
マスク越しに大笑いした後、仲入りに。
軽妙なトークと粋で見事な演奏を堪能する。さすが志の輔らくごの常連。
コンビネーションは抜群だ。そしてトリは「抜け雀」。
いろいろな落語家さんの「抜け雀」を聞いているが、志の輔さんのは
初めてかな・・?(昔、聞いたような記憶も)
重厚でコミカルな「抜け雀」は 実に面白い!さすが志の輔さんだ。
終演後は、志の輔さんより
「私からの連絡事項は以上です。皆様から何かありますか?
・・・なかったら、グリーンホール30周年を祝して三本締めを」とあり。
よぉ~お!シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャンシャン。
マスク越しでこんなに笑ったのははじめてだ。
演目のバランス、チョイスが最高だった。
久々に心を躍らせながら帰途に就く落語会だった。