ドイツのメルケル首相が魂のメッセージを訴えているさなか、
日本ではニヤケながら「ガースー」です。
(Goto停止は)「まだ考えてません」。
何たる空気の読めなさ・・・愕然する。
一夜明け、世論調査の結果を見て慌てふためいて前言撤回。
「Gotoの全国停止」を発表した感は否めない。
しかも、その内容も中途半端・・・
・あいまいな戦略目標
(経済なのか?感染拡大防止なのか?)
・短期決戦の戦略思考
(とりあえず28日から正月明けまで、自衛隊の逐次投入)
・主観的で「帰納的」な戦略策定ー空気の支配
(議論は最後に空気によって決定される。cf.演繹的)
「Gotoで感染拡大した証拠はない」しかし、感染拡大しないというエビデンスもない。
・狭くて進化のない戦略オプション
(マスク、フリップ、掛け声だけ)
これは菅内閣の現状を揶揄したものではなく
名著「失敗の本質-日本軍の組織論的研究」の第二章の見出しだ。
75年間、何も変わっていない・・・
何ら学習していないではないか・・・愕然とする。
これも日本人のDNA?で片付けられる問題ではない。
もちろん非常に難しい舵取りなのはわかる。
しかしもっとうまく頑張ってくれよ。
医療機関の悲鳴は全く届いてなかったようだ。
ガースーの耳に届くのは世論調査の数値だけ?
だったらネットでリアルタイム世論調査やってくれよ・・・