最終回「本能寺の変」・・・
誠に見応えのある1時間だった。
「光秀と信長の愛憎入り混じる本能寺が涙に煙る。」
放送終了直後からネットがざわついた。
光秀が生きている!(光秀天海説が話題のキーワードに)
信長は敦盛を舞わなかった。切腹シーンもない・・・。
山﨑の合戦、光秀の最期もナレ(ナレーションのみ)。
最終回を観て感じたのは、
「麒麟がくる」が信長と十兵衛(光秀)の物語だったこと。
なので信長の死後は描く必要が無かった。あくまで
「信長を殺さざるを得なかった十兵衛の苦悩、哀しみ」を
描いた大河ドラマだったのだ。
こう考えると、まるで
「つかこうへい」さんの芝居を観ているようだ。
コラムが非常に腑に落ちる。
最終話で示された「麒麟」の正体。
「愛ゆえの信長殺し」のもたらしたもの
コラムの中に名言があった。
大河史上最も納得させられた信長のセリフ「是非もなし」
現代語訳すると
「攻めてきたのは十兵衛(光秀)か。ならば仕方のないことよ。」
これは本当にいい台詞(シーン)だった。
今回、主演の長谷川博己は、見事に新しい光秀像を造り上げた。
これにはいろいろ賛否もあるだろうが、私は大賛成だ。
なぜなら
「是非もなし!」 だから。