Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

”昭和スポット”はなぜ人を惹きつけるのか?

コロナ禍で数少ない良い点は、様々な配信ライブ、イベントの開催が

飛躍的に増えたこと。もちろんライブには比べるべくもないが、

感染リスクもなく、安価で、会場に行く労力・コストも節約できる。

慣れてしまうと非常に便利なものだ。

 

そんな中でハマりつつあるのが、下北沢の本屋B&B毎晩開催している

 「本」に関するトークイベント。刊行記念の著者参加形式が多いが

Zoomで簡単に観られるのが、本当にありがたい。

 

コロナ禍や 昭和は遠くなりにけり

 

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3月5日はこのイベントにZOOMで参加。

昭和遺産へ、1703景」(303BOOKS)刊行記念

昭和スポットはなぜ世代を超えて人を惹きつけるのか?

 平山雄(著者)、石黒謙吾(編集者)、吉村智樹フリーライター

昭和遺産へ、巡礼1703景

昭和遺産へ、巡礼1703景

  • 作者:平山 雄
  • 発売日: 2021/01/18
  • メディア: 単行本
 

 

我々にとって見慣れた昭和の光景が消えつつある。

コロナ禍での消滅速度は加速しているという。

昭和遺産ウォッチャー三人による鼎談は予想通り面白かった。

昭和レトロ」という言葉はNGだ。どこか懐古主義的なイメージが

固定化され、その中に納まってしまう。そうではない。

昭和がカッコいいから惹かれるのだ。真面目に純粋に好きだから

「昭和レトロ」ではなくて「昭和遺産」と呼んでいる。

 

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・すべてにムダが多かった。デザイナーが遊んでいる・・

 レストランも、ベッドも理由なく回った。 

・エロ映画のポスター、電話BOXのピンクチラシ、暗い街灯・・・

 街の中に子どもはNGの闇があった。

・巨大な映画館(新宿ミラノ座1,064席、渋谷パンテオン1,119席)

 →視界がすべてスクリーンだった。

 

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この世界は奥が深いぞ~!

コロナ禍でも散歩とカメラがあれば楽しめる。沼にハマりそうだ。

 ・平山雄「昭和スポット巡り

 ・吉村智樹@tomokiy Twitter

 

鼎談内で都築恭一さんの新刊「ネバーランドダイナー」も紹介された。

やはりこの2冊は「昭和遺産」にとってマストだな。

 

 

3月8日のB&Bは、 

細野晴臣と僕らの時代」(松永良平、門間雄介)。 この配信も楽しみ。 

 

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