コロナ禍で数少ない良い点は、様々な配信ライブ、イベントの開催が
飛躍的に増えたこと。もちろんライブには比べるべくもないが、
感染リスクもなく、安価で、会場に行く労力・コストも節約できる。
慣れてしまうと非常に便利なものだ。
そんな中でハマりつつあるのが、下北沢の本屋B&Bが毎晩開催している
「本」に関するトークイベント。刊行記念の著者参加形式が多いが
Zoomで簡単に観られるのが、本当にありがたい。
コロナ禍や 昭和は遠くなりにけり
3月5日はこのイベントにZOOMで参加。
「 昭和遺産へ、1703景」(303BOOKS)刊行記念
「昭和スポットはなぜ世代を超えて人を惹きつけるのか?」
平山雄(著者)、石黒謙吾(編集者)、吉村智樹(フリーライター)
我々にとって見慣れた昭和の光景が消えつつある。
コロナ禍での消滅速度は加速しているという。
昭和遺産ウォッチャー三人による鼎談は予想通り面白かった。
「昭和レトロ」という言葉はNGだ。どこか懐古主義的なイメージが
固定化され、その中に納まってしまう。そうではない。
昭和がカッコいいから惹かれるのだ。真面目に純粋に好きだから
「昭和レトロ」ではなくて「昭和遺産」と呼んでいる。
・すべてにムダが多かった。デザイナーが遊んでいる・・
レストランも、ベッドも理由なく回った。
・エロ映画のポスター、電話BOXのピンクチラシ、暗い街灯・・・
街の中に子どもはNGの闇があった。
・巨大な映画館(新宿ミラノ座1,064席、渋谷パンテオン1,119席)
→視界がすべてスクリーンだった。
この世界は奥が深いぞ~!
コロナ禍でも散歩とカメラがあれば楽しめる。沼にハマりそうだ。
・平山雄「昭和スポット巡り」
鼎談内で都築恭一さんの新刊「ネバーランドダイナー」も紹介された。
やはりこの2冊は「昭和遺産」にとってマストだな。
3月8日のB&Bは、
「細野晴臣と僕らの時代」(松永良平、門間雄介)。 この配信も楽しみ。