3月16日にBS日テレで映画「たそがれ清兵衛」(真田広之、宮沢りえ)を
”またまた”放送していた。この映画、本当によく放送している・・・
と言いつつも、観だしたら最後まで観てしまった。おそらく片手を超える
回数ぐらい観ている映画だ。いい映画は、忘れた頃にはまた観たくなる。
いつも観ながら考えてしまうことがある。
「たそがれ清兵衛」と同じくBSでよく放送される
「壬生義士伝」(中井貴一、佐藤浩市)。この二つの映画の共通点の多さだ。
・主人公:ともに東北の藩の下級武士で剣豪。
・時代 :幕末から明治。
・物語 :明治に生きる者が幕末を振り返る
・最期 :主人公は戊辰戦争で戦死?
物語は「藩内抗争」「新選組」と全く違うのだが、非常によく似ている・・
などと考えながらまた観た。何度見ても宮沢りえ、田中泯がいい演技だね~。
特に田中泯の存在感がこの映画のキモ。
そう言えば、この前やはりテレビで観た映画「Fukushima 50」
の中でひとり異彩を放ち、抜群の存在感を出している役者がいた。
あれは誰だ?・・・火野正平だった。
クセのある役者がいいポジションに納まる映画は、やはり締まるね。
時代劇もたまに見ると新鮮だ。
今、時代劇を語らせたら春日太一の右に出る者はいない。
ぱらぱらと時代劇入門を読み返す。