Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

張り巡らされる伏線・・大河「晴天を衝け」

今回の大河は欠かさず見ている。

徳川直参「千人同心」の名を町名に冠した「八王子市千人町」に

住む者としては、幕末に最も気になる人物「徳川慶喜」を

草彅剛が好演しているからだ。こんなに丁寧に徳川慶喜を描く時代劇も

珍しいので、毎週楽しみに見ている。

 

今週辺りから幕末の主役級がゴロゴロと登場してきた。まずは

慶喜正室「美賀君」(川栄李奈)、13代将軍家定の正室「篤君」(上白石萌音

島津斉彬中川大志)、徳川慶永(要潤)とNHKの常連が並ぶ。

そしてこれからはラスボスたちがいよいよ登場。

井伊直弼(岸谷五郎)、島津久光池田成志)、西郷隆盛博多華丸)、

大久保利通石丸幹二)、そして岩倉、三条と公家の曲者も連なる。

 

2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」完全読本 (NIKKO MOOK)

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昨日の第6回では今後の展開に繋がる大きな伏線が散りばめられていた。

 ・田舎娘の香りを漂わせる篤君(上白石萌音)のセリフ。

  いい雰囲気を出していた~。

・「美賀君」(川栄李奈)の嫉妬と大暴れ。

  今後の慶喜との仲が見ものだ。

 そして

 徳川斉昭慶喜慶篤に水戸徳川家の家訓を訓示するシーン。

「御三家御三卿として、徳川の政を助けるのは当然のこと。

 しかしもし万が一何かが起こり、朝廷と徳川が敵対することがあった時は、

 徳川宗家に背くことはあっても、決して天子様に弓引くようなことが

 あってはならぬ。ゆめゆめ忘れることなきよう

これを聞き深く頷く慶喜と慶篤(慶喜の兄、水戸藩主)。(カメラがアップで映す)

 

 このシーンを見て幕末好きならピンとくるはず。

そう幕末最大のIF(イフ)「鳥羽伏見の戦い最中の慶喜東帰

の大きな伏線だからだ。

この辺りを草彅剛がどう演じるか?楽しみである。

その時、渋沢栄一は幕府の使節団として遠くパリにいた。

 

まだまだ「晴天を衝け」が楽しめそうだ。