Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

ところざわサクラタウンに行ってみた。その二

・・・つづき

ブックストリートを抜けると、角川武蔵野ミュージアムのメインというべき、

高さ8m360度の空間「本棚劇場」がある。 これは圧巻だった。

 

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圧巻の本棚を埋める5万冊の本は、角川源義角川書店創業者)、

山本健吉竹内理三、外間守善などKADOKAWAと縁の深い作家、研究者の

ホンモノの蔵書らしい。それもまたすごい。

 

そして30分おきに、本棚をスクリーンにしてプロジェクションマッピング

上映される。まず登場するのが松田優作・・・BGMは、ジョー山中

人間の証明のテーマ」、そして町田義人の「戦士の休息」。

読んでから観るか 観てから読むか

角川映画のDNAも「ところざわ」に息づいているのが嬉しい。

 

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youtu.be

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荒俣宏」関連の展示もかなり充実。

様々なコレクションを 展示した「荒俣ワンダー秘宝館」、特別展としての

妖怪伏魔殿」、そして蔵書の展示・・・KADOKAWA荒俣宏と言えば

やはり「帝都物語」。ケース入り上製本がしっかりと展示してあった。

 

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 「アラマタ愛読書」の展示コーナーに並べられた本を見てビックリ。

大菩薩峠とともに並んでいたのは「倒錯の都市ベルリン 1918-1945

大陸書房 1986)。この本は私にとっても想い出の本。

1987年にトーハンに入社早々、当時の店売(書店さん仕入用の販売所)で

見つけ、社員販売で買った最初の本だった。今でも書棚に置いてある。

荒俣さんと本の趣味が合うなんて光栄だ。

 

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倒錯の都市ベルリン 1918~1945―ワイマール文化からナチズムの霊的熱狂へ

 

まだまだ 見どころは沢山あったが、時間が足りず見切れなかった。

近いうちにまた行ってみよう。今回は日時指定チケットを購入して

行ったのだが、実際に行ってみると当日チケットも結構買えるようだ。

当日券だとハードルはかなり下がる。

 

しかし、所沢(東所沢)は予想外に遠かった。

KADOKAWAさんの社員の方も大変だな~。