・・・つづき
ブックストリートを抜けると、角川武蔵野ミュージアムのメインというべき、
高さ8m360度の空間「本棚劇場」がある。 これは圧巻だった。
圧巻の本棚を埋める5万冊の本は、角川源義(角川書店創業者)、
山本健吉、竹内理三、外間守善などKADOKAWAと縁の深い作家、研究者の
ホンモノの蔵書らしい。それもまたすごい。
そして30分おきに、本棚をスクリーンにしてプロジェクションマッピングが
上映される。まず登場するのが松田優作・・・BGMは、ジョー山中の
角川映画のDNAも「ところざわ」に息づいているのが嬉しい。
「荒俣宏」関連の展示もかなり充実。
様々なコレクションを 展示した「荒俣ワンダー秘宝館」、特別展としての
「妖怪伏魔殿」、そして蔵書の展示・・・KADOKAWAの荒俣宏と言えば
やはり「帝都物語」。ケース入り上製本がしっかりと展示してあった。
「アラマタ愛読書」の展示コーナーに並べられた本を見てビックリ。
大菩薩峠とともに並んでいたのは「倒錯の都市ベルリン 1918-1945」
(大陸書房 1986)。この本は私にとっても想い出の本。
1987年にトーハンに入社早々、当時の店売(書店さん仕入用の販売所)で
見つけ、社員販売で買った最初の本だった。今でも書棚に置いてある。
荒俣さんと本の趣味が合うなんて光栄だ。
倒錯の都市ベルリン 1918~1945―ワイマール文化からナチズムの霊的熱狂へ
まだまだ 見どころは沢山あったが、時間が足りず見切れなかった。
近いうちにまた行ってみよう。今回は日時指定チケットを購入して
行ったのだが、実際に行ってみると当日チケットも結構買えるようだ。
当日券だとハードルはかなり下がる。
しかし、所沢(東所沢)は予想外に遠かった。
KADOKAWAさんの社員の方も大変だな~。