Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

春風亭昇吉

4/7の春風亭昇太ラジオビバリー昼ズの ゲストが

二番弟子の春風亭昇吉だった。いくら今年真打昇進とはいえ

師匠の番組のゲストに弟子が出演するなんて・・・

番組を聞いて軽い衝撃を覚えた。

こいつはただ者じゃない・・・

昇吉の落語は聞いたことはないが、まるで弟子っぽくない

佇まい、独特な言い回し、どっしりとした安定感。

・・・とんでもない秘密兵器だ。

 

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昇吉は東大卒初めての真打となる。

その会話の節々からクレバーさと地頭の良さが光っていた。

 聞いていて納得することしきりだった。

 ・なんで昇太さんに弟子入りしたのか?

 「面白いから。映像が入ってくるから」

・師匠の尊敬するところは

 「プレイヤーであり続けているところ。プロデューサーや評論家

  にはならず、自分の事を自分の課題として取り組んでいる

  背中を追いかけています。その姿がカッコイイ」

 「ギャグっぽいのに、たまに劇画タッチになる」

・放任的に見える師弟関係ですが 

  「懐に飛び込んでいこうとすると、左アッパーを食らうんです。

   この距離感が理想的なのかもしれません」

 

昇吉がぶっきらぼうに話す言葉は、非常に的を射ている。

時には、師匠昇太に向ってマウント的な 立場で物申すこともある。

「これ作業興奮って言うんですよ。言ってること分かります?」

(昇太が「弟子が真打になるのは、いろいろあって大変なんだよ

 もう弟子はこれ以上取らない」と言うと)

「師匠。これは自分の師匠にもやってもらってるんですよ。」

と言い聞かせるように話す。

 

なんだかとてつもない才能を垣間みた気がする。

あくまでも落語は聞いてない段階でだが・・・

さあどんな落語を演じるのか?

是非とも、昇吉の落語を聞いてみたくなったぞ。

YouTubeでなくてLIVEで) 

 

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