今日の大河ドラマ「晴天を衝け」では、
水戸の志士に襲われ非業の最期を遂げた。
その最期は突然、そしてあまりにもあっけなかった。
殉職シーンを彷彿させるものだった。
「俺はまだ死ぬわけにいかねー」
「まだまだ見たい世界があるんだー」
と天を指さしながら倒れた。
平岡の無念さがヒシヒシと伝わってくる。
その後の慶喜と亡骸の対面は、涙亡くして見れなかった。
私は思わず「南方(仁)先生を呼べ」と 叫びたくなった。
完全にシーンがつい最近までのめり込んで見ていた
ドラマ「-JIN-仁」にシンクロしてしまった。
絶対に「南方先生」なら命を救ってくれたであろうから・・
享年43歳。若すぎる死だった。
平岡円四郎が倒れることなく慶喜を支え続けていたら、
きっとその後の歴史は変わっていたのだろう・・・
合掌。
円四郎亡き後、慶喜の右腕となったのは水戸藩出身の原市之進 。
原市之進も敏腕ぶりを発揮したが、「尊王攘夷」から「開国」への
裏切りと受け取られ、平岡と同じく水戸藩士によって暗殺された。
慶喜はまたもや貴重な腹心を失うこととなる。
父”裂公”(徳川斉昭:配役は竹中直人)の薫陶を受けた水戸の志士たちに
よって、二度までも腹心を殺される慶喜の胸中はいかばかりか・・・
平岡円四郎、原市之進ともに、西郷隆盛、大久保利通、桂小五郎、
後藤象二郎に匹敵する人材であったと評されている。
・・・やはり幕府贔屓の私とすれば、やはりタラればを語りたくなる。