最近は志の輔さんの落語会しか行ってない。
コロナ禍でリスクも承知で行くのだから、絶対に楽しみたい。
志の輔さんに期待を裏切られたことは一度もない。
いつも期待以上の笑いと幸せをもらって帰ってくる。
志の輔一門は師匠以外に8名。
今回真打に昇進した志の春さんを含め真打は3名
(晴の輔、志の八、志の春)。師匠が師匠だけに
全員粒ぞろいで、レベルが高い。
一門会は3回公演に分けて各会4席ずつ。仲入り後には
「立川志の春 真打披露口上」が行われた。
そして一門会には「府中の森芸術劇場 開館三十周年記念」
という冠も付いている。
私は見たのは2回目(6/5 18:00)。演目は
・立川志の麿 「紙入れ」
・立川志のぽん「ガマの油」
仲入り
・立川志の春真打披露口上(志の輔、志の春)
面白かった。幸せだった・・行ってよかった。
このところの志の輔さんは、「あまびえ」のマクラが続いていたが、
今回のマクラは、ワクチン接収、富山で走らない聖火リレーと
新鮮なネタ話で大笑い。そこからの「ちりとてちん」で
更に大爆笑。 志の輔さん曰く「免疫力かなりアップしたでしょ」。
志の春さんの真打披露口上も感動的だった。
志の春さんはイエール大学卒、三井物産勤務というエリート人生(?)を
投げうって志の輔さんに入門。ようやく真打に昇進し、いざ披露公演
という段になりコロナ禍で公演中止・・・。ようやく一年遅れで
志の春さんが 入門志願に訪れた「府中芸術の森劇場」の舞台で
真打披露口上を行うことができたのだ。
口上では、志の春さんを紹介しながらイジリ倒し、笑いを取っていた
志の輔師匠だが、真打披露の三本締めの前にぼぞっと
「よくぞ私のもとにきてくれた」
「よくぞ頑張ってくれた」
と言ったのを私は聞き逃さなかった。
「よくぞ私のもとにきてくれた」・・・これ以上の真打披露口上はない。
聞いている我々観客も大いに感動した。