この特集、私の大好物。
「笑って許して誤植ザ・ワールド」
「わが社の誤植伝説!」
私も誤字脱字なら負けていない・・・(自慢するな!)
VOW感覚で「さあ笑わせてもらおう」・・と読み始めるが
読み始めると「出版業界あるある」ばかりで、とても笑えない。
取次勤務時代のいわゆる”事故”を思い返してしまった。
”事故対応”はマジで冷や汗もの。様々な記憶が蘇る。
誤植と言ってもピンからキリまである。
一番ヤバいのは、本の雑誌にも書いてあるように「著者名」と「価格」。
これを間違えていると、まず回収。取次搬入前なら出荷作業、伝票・データ取消。
書店へ出荷した後だと、全書店への連絡、回収・返品のお願いとかなり大事。
一般の人には、なかなか馴染みはないが「ISBNコード」「バーコード」の
誤植も大問題。流通や書店のPOSが使えず回収して、カバーまたはシールで
張替る。この作業も大変・・・。
注文書の「電話番号、FAX番号」も非常に危険度が高い。
間違えると、会社や一般の家に全国数千軒の書店から注文の電話、FAXが
押し寄せるの・・こうなると菓子折りを持って誠心誠意お詫びに行くしかない。
長いこと取次にいたので、悲しいかな、これらのほとんどを体験している。
変わったところでは、人事部の採用担当者が会社訪問受付の電話番号を間違えて、
私の部署の番号をリクルートブックの掲載したことがあった。
結果、朝から部署の電話が鳴りっぱなしで仕事にならない。 課長が怒って
人事部の人間を私の部署に常駐させて、一日中電話対応をさせたことがあった。
私がやらかした一番の誤植は・・・とても言えません。
今思いだしても血の気が引き、吐き気を催します。
夜中に電話で「お願いだから輪転機止めてくれ~」
と言った覚えがあります。
皆さんくれぐれも誤植には気を付けましょう。
クイズです。
本日のブログの中に誤字脱字はいくつあるでしょうか?