週刊文春に連載の「テレビ健康診断」(戸部田誠)が、7月8日号で
今、話題の「ラヴィット!」(TBS)を取り上げていた。
話題と言ってもネットニュースには「前番組グッとラック!より視聴率が低い」
「MCの麒麟・川島がブチ切れている」等ネガティブなことばかり。
唯一明るいネタと言えば、7月16日日放送のNHK「コンテンツ・ラヴァーズ」
で神田伯山が明るくイジリ倒すことぐらいか。
私は毎朝「ラヴィット!」を毎朝見ている。
正確に言うと出勤前にMAX8分間だけ横目で見ながら家を出る。
(出勤時間が8:05~8:08なので)
この番組、そんなに嫌いではない。
前番組の「グッどラック!」が低視聴率で(?)打ち切りになり
そのテコ入れとして始まった「ラヴィット!」。
ニュースなし、ワイドショーなし、生活情報満載の
「日本でいちばん明るい朝番組」としてTBSの窮地に切り込んだ。
だがそこは、視聴率朝の激戦区そんなに甘くはない。
MC麒麟川島も、オープンニングで顔は笑っているが目は
笑ってないように見えてきた。
しかし、ある時から流れが変わったように感じる。
オープニングでレギュラー出演者やゲストを紹介する場面、
やり取りの中で芸人がボケはじめ、川島がツッコみ、イジルようになった。
これがわりと面白い。レギュラーの芸人達(野生爆弾くっきー、EXIT、
ニューヨーク、NONSTYLE石田 など)も、ここぞとばかりにボケを倒す。
こうなるとMC川島も真骨頂。ボケを拾いまくり、イジリまくる。
戸部田誠さんの「テレビ健康診断」も同じような分析をしていた
「にぎやかな朝の大喜利番組。朝の顔・川島の豪腕っぷりは必見」
ある日のオープニング。MC川島がゲストの「すゑひろがりず」に聞いた
川島「この番組、どんな番組か知ってますか?」
まさにご名答!
この番組は「朝の生活情報番組」ではなく。
「大喜利番組」だったのだ。なるほど これで腑に落ちた。
これはこれでいい切り口ではないか!
しかし残念なのは、
朝の忙しい時間帯に大喜利番組を見る人は、少数派だろう。と
キー局でやるにはリスクが高いということ。
これがテレビ東京、TVK(テレビ神奈川)やBSだったら、長期間放送でき
テレビ史に爪痕を残す番組となったかもしれないのに・・・
いずれにせよ。見ておくなら今のうち・・・な番組です。