前々から下品な感じの人間だとは思っていたが、
正真正銘の「ゲス野郎」だった。表敬訪問に来た金メダリストの
メダルに遠慮なく噛みつく。それも「カチッ」と音がする勢いで。
選手はドン引きで泣きたかったろう・・・
所属するトヨタ自動車は立派だった。毅然として抗議した。
「今回の不適切かつあるまじき行為は、アスリートへの敬意や称賛、
感染予防への配慮が感じられず、大変残念に思う。河村市長には
責任あるリーダーとしての行動を切に願う」
ゲス野郎は慌てて謝罪文を発表し、トヨタ自動車へ謝罪に赴いたが、
門前払いをくらわされた。 この「すっとこどっこい」ぶりがネットでは
「令和のカノッサの屈辱」と名付けられていた。
秀逸なセンス。お見事!
でも、「カノッサの屈辱」の故事では、3日間雪の中で門前に
立ち尽くしてようやく許されたのだが、ゲス野郎は、クルマの中からすら
降りず帰ってきたそうだ。どうも謝罪の本心すら怪しいようだ。
(カノッサの屈辱)
1077年イタリア。聖職叙任権を巡ってローマ教皇グレゴリウス7世に
破門されていたローマ王ハインリヒ4世は、教皇に許しを請う為に
カノッサ城の城門前で3日間雪中に裸足で立ち尽くし、破門を許された。
我々の世代「カノッサの屈辱」と言えば、フジテレビ黄金時代の
深夜番組を思いだす。企画はホイチョイプロダクション
大好きな番組だった。 案内人(教授)は仲谷昇だったな。