旧知の友人(出版社の営業次長)が職場を訪ねてきてくれた。
商談(?)の後、久方ぶりに二人で飯を食べに行った。
おそらく5年振りの再開だが、タイムラグは全くなかった。
その間浦島太郎だったので、出版界のその間の動きや近況、
今の職場について等を、私が根ほり葉ほり聞聞きまくった。
二人で三時間。話しまくった。
楽しかった。勉強になった。刺激になった。
みんな頑張ってる。オレも頑張ろうと(少しだけ)思った(笑)。
話題の中心となったのは2025年、2027年問題(?)。
デジタル教科書の普及とデジタル教科書ネイティブがマジョリティに
なることで、出版マーケットの光景が一変するだろうということ。
なんせ本に触れることを経験する機会がなくなるのだから・・
このまま「読書はマニアックな趣味」になってしまうのか?
それはあまりにも寂しい。
「この本どこで買えますか?」という質問が多いらしい。
本屋という存在自体が記憶から抜けてしまっている・・・。
これが現状だ。
メディア、媒体のシフトは必然として受け止めなくては判断を誤る、
出版社として本屋として何をすべきか・・・
そんなことを楽しく語った飲み会だった。
(ペナック:読者の権利10か条)
- 1.読まない権利
- 2.飛ばし読みする権利
- 3.読み終えない権利
- 4.読み直す権利
- 5.なんでも読む権利
- 6.本の世界に染まる権利(ボヴァリズムの権利)
- 7.どこで読んでもいい権利
- 8.拾い読みする権利
- 9.声に出して読む権利
- 10.読んだことを黙っておく権利