11月12日(金)15:00~
JPIC(出版文化産業振興財団)理事長 近藤敏貴
「岐路に立つ出版業会 ~業界横断型組織JPICが担うべき使命と挑戦」
近藤理事長は私の前職トーハンの社長。7月に開催された
「文化通信 創業75周年シンポジウム」での近藤社長と書協の小野寺会長
(河出書房新社社長)の対談が前振りになっている。
近藤さんがJPIC理事長として、何を目指し挑戦していくのか
業界内では注目の講演だった。
(講演内容)
・JPICという組織
・JPIC理事長就任にあたって
・ドイツ視察を経て
・JPICの新たな役割と挑戦(本題)
全く隙の無い見事な構成の講演だった。
ドイツの出版産業(書籍のみ)、特に各ステークホルダー
(出版社、取次、書店)がすべて参加する組織
ドイツ図書流通連盟(BDB)をロールモデルにして
JPICが日本出版業界の核となり潤滑油となる
という決意と変革の表明だった。
講演内容からは、並々ならぬ強い決意が伝わってきた。
非常に頼もく何かやってくれそうな期待を抱かせてもらった。
もちろん、本当にドイツ出版産業が日本のロールモデルになるのか?
など・・・各論を言えばキリがない。今までは各論を全員で話し合うべき場
がなかった。まずはその場を創ろう。JPICがそれになろう。
混沌の時代だからこそ・・・将来への道筋を示し、導いていける
強いリーダーが必要なのだ。