桜の満開を愛でるように、銀杏の紅葉を美しいと
感じるようになったのは、ここ2、3年。
これも歳を重ねてきたからだろうか・・・
家から数分歩いた甲州街道に見事な銀杏並木がある。
昭和初期、大正天皇陵「多摩御陵」が造営された際に、甲州街道に
整備された銀杏は、追分の交差点から高尾駅北口前まで約4キロに
770本が植えられている。
その銀杏並木が今年もいい色に色づいた。
黄色い葉が日の光に輝く姿は、格別に美しい。
正面に高尾山を望む銀杏並木。(高尾警察著前)
コロナ禍で2年間中止となっていた「いちょう祭り」が
今年は規模を縮小して開催された。私もウォーキングがてら
銀杏を愛でる。不思議なもので同じ銀杏並木でも
市内中心部に近い追分と、高尾山に近い多摩御陵前では紅葉の
度合いがかなり違う。一方では真っ黄色、一方は既に落ち葉・・・
僅かな距離なのに、標高・気温の差なのだろうか。
銀杏並木は美しいが、ぎんなんの匂いも格別だ(笑)。
法政大学在学中、西八王子に住んでいたらしくラジオで
「西八王子の想い出はぎんなん臭さ」と公言している。
私も西八王子住人として、その気持ちはよく分かります。
ぎんなんが山ほど落ちているけど、あまり拾う気にはならないな・・・
でも銀杏並木の美しさは格別です。