Makotsu Garage

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週刊ポスト「昭和も令和もやっぱし落語」

かなり久しぶりに紙の週刊ポストを買う。

(普段はdマガジンでサブスク購読している)

目的は、高田文夫先生渾身の特集

 昭和も令和もやっぱし落語

 巻頭と巻末にカラー8頁ずつ合計16頁の大特集。

 

高田先生渾身の特殊だけあって筆が走っている。

名人は10年に一人ずつ消えてゆく。

01年、志ん朝。11年、談志。21年、小三治・・・

この説で行くと31年はだ誰が?・・・

消えるような名人はまだいない。

 

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巻頭は同時代に生きた好対照な才能を比較。

 ・古今亭志ん生桂文楽

 ・三遊亭圓歌林家三平

 ・柳家小さん三遊亭圓生

 ・桂米朝笑福亭松鶴

 ・追悼:柳家小三治

 

巻末では令和のおススメ噺家たちを。

 立川志の輔春風亭一之輔

 ・立川志らく立川談春

 ・春風亭昇太、柳亭市場

 ・柳家さん喬柳家権太楼、春風亭一朝

 ・柳家恭太郎、三遊亭兼好桃月庵白酒

 

最後に、いま観たい若手・女性落語家まで網羅

 柳家小痴楽、桂宮治、滝川鯉八、柳亭小みち

  柳家わさび、春風亭ぴっかり

 

ここまで語れるのは、すべて見てきた高田先生しかいない。

いまや落語会唯一無二の生き字引なのだ。

今年は仁鶴、小三治、川柳、円丈と大看板の訃報が続いたが、

高田先生73歳は至って元気なようだ。まだまだ、あの軽妙洒脱な

レトリックを堪能させてもらいたいものだ 。

 

ブログ「高田文夫のおもひでコロコロ ~バウバウ昼ズ編

 

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やはり高田先生の志の輔さん評が気になる。

「落語界を飛び越えたエンターティナー」

志の輔は、落語を日常の延長から、会場もろとも祝祭の場に

 激変させてしまうのだ。さあ来年のパルコ劇場やいかに?」

「来年1月の一大スペクタクルを見逃すな」

 

来週のPARCO公演が楽しみだ。

私は2日間行く予定。

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