すごく心地のいいエッセイだった
著者は落語家の春風亭一之輔。
「今もっともチケットの取れない落語家」が一体何人いるのか
知らないが・・間違いなくそのグループに属する落語家だ。
一之輔がこんなにラジオ好きだとは知らなかった。
幼少期から現在まで。聴いてきたラジオ番組と
その情景を「つれづれ」に書いたエッセイが本書。
なぁ俺、あのラジオ番組を聴いていた頃、
どんなふうに暮らしていた?
タイトルがいい
「人生のBGMはラジオがちょうどいい」
まさに御意!
私の人生のあらゆる場面でラジオが流れていた。
内容はよく覚えていない。面白かったかつまらなかったかも
定かではない。でも、傍らにはいつもラジオがあった。
なんでだろう・・・?
それはラジオが心地よかったからだろう。
この本の一番の感想は
「これは俺にも書ける」(笑)。
昔のラジオ番組表があれば、それを見ながら1冊書ける。
「タモリの週刊ダイナマイク」を取り上げている一之輔に
座布団五枚!を上げたい気持ちだ。