巴戦が無くなったおかげで、心置きなくチャンネルを日本テレビに。
桂宮治(45歳)。
前々からその実力は折り紙付きだった。
5人抜き抜擢真打。化粧品のトップセールスマンから
32歳で落語会に入門。実力と共にその話術とストイックさも折り紙付き。
この日の笑点をそんなに真剣に見てはいなかったが、
ネット等の評判は上々だ。
大喜利で上手く笑いを取る。イジられて笑いを取る。先輩をイジって逆襲。
デビュー戦としては及第点。あるマスコミは、笑点の流れを変えられる噺家
とまで評価されていた。
残酷なもので、評価は前任者との比較で際立ってしまう。
これも弱肉強食の芸の世界。仕方のないことか・・・
こんな評価もあった。
日本テレビ関係者が忖度せずに、番組のことを考えて
真剣に演者を選んだ結果だ。真剣に選べばこうなる。
芸の世界は結果がすべて・・・厳しい。
桂宮治、六代目神田伯山、柳亭小痴楽。春風亭昇々、昔昔亭A太郎、
瀧川鯉八、春風亭昇也・・・みな「成金」(落語ユニット)の出身だ。
成金メンバーは切磋琢磨して、みな大出世だな~。
「成金」とは落語芸術協会の二つ目(当時)を中心に開催していた
自主公演の名称。そのまま落語家・講談師のユニット名となった。